贈られることのない絵葉書と、
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残酷なこと
今日、ひとりの男子に本を貸した。 鞄から取り出したその本が彼の手に渡った瞬間、後悔の二文字が頭をよぎった。ああ、やってしまった、と。彼は友達なのだから、友達として付き合っているのだから、彼に本を貸したりなんかしてはいけなかったのに。わたしの軽率な行動のせいで、これから彼を傷つけなくてはならなくなって…