恋愛

愛について

恋人に「もう好きじゃない」と言われた昨晩はまるで冬の日のように冷たい雨が降る夜でした。 ・ 一昨日、なんだかもう全てがどうでもよく感じられて、霞がかった思考でぼんやりとドラッグストアに行きお酒とガーゼをレジに持って行きました。お店を出て、そ…

猫とアレルギーを聴くとき

youtu.be 決まって思い出すのは彼と別れたあの日のことで、わたしの下宿の玄関先で最後のキスをしたあの瞬間をいつも鮮明に思い出す。 ・ 彼と出会ったのは去年の7月だったはずで、別れたのは今年の7月だからだいたい1年くらいの関係だった。人生という枠の…

失恋デート

失恋2日後、まだ胸の傷は癒えぬが、今日も今日とて星は降る。クリスマス・イヴ。 ついに振られてしまった、と思う。真偽のほどは定かではないが。 22日にデートをして来た。1週間ほど連絡を取ってなかった先輩を夜ご飯に呼び出して。久しぶりのデートなのに…

わたしはちょっと怒っている。

わたしはちょっと怒っている。 世間はもう直ぐクリスマスだというのに、幾らも声をかけてくれない君に、わたしはちょっと怒っている。 そりゃあね、わたしはいつも君の前ではツンと澄まし顔をしているように見えるのかもしれないけれど。 それは 可愛い顔で…

残酷なこと

今日、ひとりの男子に本を貸した。 鞄から取り出したその本が彼の手に渡った瞬間、後悔の二文字が頭をよぎった。ああ、やってしまった、と。彼は友達なのだから、友達として付き合っているのだから、彼に本を貸したりなんかしてはいけなかったのに。わたしの…

どうしようもなく愛おしいもの、そこにあるべきでないのに、そこにあるもの。

腕時計が外されて心細く見える手首とか、ニットの中に隠れて見えなくなったハートのモチーフのネックレスとか、あるいは本を読むために束ねられた髪や律儀につけられた髪留めなんかを見ると、ああ、このひとはきっと今世界でいちばんセクシーだ、と感じる瞬…