BGMのおはなし

ものごとを自分に習慣付けることって、実はものすごく難しいことなのでは、とふと思いつく。わたしは自分を拘束するのがとてもとても嫌だから、気を抜くとすぐ不定期と偶然に象られたなんとも怠惰な生活に陥ってしまう。 たとえば、毎日の保湿用に買ったクリ…

love letter for you

ちかくてべんり セブンイレブン

冬の味、ふゆのあじ、 この時期になるといつもセブンイレブンで、ほっとレモンとビッグアメリカンドッグ、あんまんを買ってもらってた 家から3kmのセブンイレブン お母さんの車のなか 助手席に座り ねむるわたし 東京のひとりべやからは 5分もかからないでセ…

失恋デート

失恋2日後、まだ胸の傷は癒えぬが、今日も今日とて星は降る。クリスマス・イヴ。 ついに振られてしまった、と思う。真偽のほどは定かではないが。 22日にデートをして来た。1週間ほど連絡を取ってなかった先輩を夜ご飯に呼び出して。久しぶりのデートなのに…

毎日

しにたいなあと呻いている 毎日 やめたいよおと嘆いている 毎晩 おわる、おわりが、なくて、早く終わりたい 明日もあるのに

歩道橋の上から

30メートル間隔で規則的に並ぶ柱たち、 少し前まではひとの暮らしの証だったもの。 10両編成で休みなく走る黄色い車両、 運んでいるのはヒトやモノだけじゃない。 2人を乗せた空色のマーチ、 土曜日と共に夕闇の中へ溶けてゆく。 小金井街道の向こう、あなた…

わたしはちょっと怒っている。

わたしはちょっと怒っている。 世間はもう直ぐクリスマスだというのに、幾らも声をかけてくれない君に、わたしはちょっと怒っている。 そりゃあね、わたしはいつも君の前ではツンと澄まし顔をしているように見えるのかもしれないけれど。 それは 可愛い顔で…

野菊

もう寝てしまったの、ねえ。 どうか、眠れないわたしと一緒に、起きていてほしい。 せめて、覚えていて。 鮮やかな野菊を思い出す。 寂しい野菊を思い出す。

残酷なこと

今日、ひとりの男子に本を貸した。 鞄から取り出したその本が彼の手に渡った瞬間、後悔の二文字が頭をよぎった。ああ、やってしまった、と。彼は友達なのだから、友達として付き合っているのだから、彼に本を貸したりなんかしてはいけなかったのに。わたしの…

もしわたしが猫であったならば

もしわたしが猫であったならば、もしくは明日が金曜日でなかったならば わたしはあなたとの距離を縮めることができたかもしれないのに こんな言い訳に頼らずに済んだかもしれないのに ねえ、まだ起きてますか、今から電話してもいいですか、

雨の夜

あなたに向ける感情は、いつだってもっとも美しいものでありたい。 もっとも美しい感情--それを文章化する手段を手に入れるにはまだまだ時がかかりそうだが、それと逆の感情、つまりもっとも苦しい感情ならば、わたしは既に知っている。 申し訳ないと思う…

ライフ

夜って 寝るものだし 手帳って 記すものだし わたしは あなたと 向き合って ごはんを食べたい

わたしがあなたに望むこと、ひとつ

わたしには、本や映画の中で営まれる世界に心を動かすことはできるのに、 隣に座ってココアを飲むあなたの生きる世界を見ることすらできないのが本当にもどかしい。 わたしにも、あなたの世界を分けてほしいと思う。あなたにも、わたしの世界を届けてあげた…

どうしようもなく愛おしいもの、そこにあるべきでないのに、そこにあるもの。

腕時計が外されて心細く見える手首とか、ニットの中に隠れて見えなくなったハートのモチーフのネックレスとか、あるいは本を読むために束ねられた髪や律儀につけられた髪留めなんかを見ると、ああ、このひとはきっと今世界でいちばんセクシーだ、と感じる瞬…

牛トマトと豚汁

はじめてに出会う回数を、数えようと思ったのも、今日がはじめてだった。 はじめて言葉を交わす彼、はじめて受けとる本、はじめての仕事、はじめての人たち、はじめて出会う友達、そしてその友達と行くはじめてのごはん屋さん、そこで食べたのははじめての味…

そういえば

昨日は昨日のままで終わらず、どろりと溶けて今日に落ちたが、そんなことを引きずってずうっと落ち込んでるわけにもいかないのでやや久しぶりに大学へ来た。 八畳一間に膜を張って過ごすより、幾分か息を吸いやすいのが大学だった。来てしまえばどうというこ…

贈られることのない絵葉書と、

わたしがぼんやりとしている間に世間は12月も6日目を迎えてしまったようだけれども、そんな夜 わたしはわたしを、書き起こすことにした。 気持ちを考えること、文字を見ること、それを飲み込むこと、そして理解すること、それらを全て自分一人で回してみよう…